G7、ロシア非難の声明 米国務長官がウクライナ訪問へ
日米英など主要国首脳会議(G8)のメンバーのうち、ロシアを除く7カ国(G7)が2日、ロシアによるウクライナへの軍事介入を非難する声明を共同で発表した。欧州議会、欧州委員会もこれに加わり、「ウクライナの主権と領土の統一を侵害しているのは明らかだ」として国際社会の結束を求め、ロシアへの警告を強めた。
G7はまた、ロシア・ソチで6月に予定されているG8サミットについて「意味のある議論ができる環境が戻るまで、準備を凍結する」とし、準備会合への参加を取りやめるという。
ホワイトハウスによるとオバマ米大統領は2日、キャメロン英首相やメルケル独首相らとそれぞれ電話会談し、ロシアがウクライナへの軍事介入を決めたことについて「深刻な懸念」を表明した。