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iPS細胞研究所、ずさん管理で厳重注意 遺伝子組み換えマウス

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遺伝子組み換えマウス、ずさん管理 京大iPS研

iPS細胞の世界的な研究拠点として知られる京都大iPS細胞研究所(京都市、山中伸弥所長)の付属動物実験施設で、実験用のマウスが過って飼育室から運び出され、器具などの洗浄室で相次いで発見されていたことがわかった。大学が承認した実験計画では想定されていない事態で、中には、生きた遺伝子組み換えマウスも複数含まれていたことから、文部科学省は昨年末、京都大に口頭で厳重注意した。

京都大によると、実験計画では、マウスはいずれも研究所2階にある飼育室と実験を行う処置室で管理されることになっていたが、2011年1月~13年5月、計14回にわたって1階の洗浄室で見つかっていた。洗浄のために飼育室から運びこまれた飼育ケースの中にいた。正確な数は不明だが、死骸を含め少なくとも21匹いた。11匹は生きたマウスで、このうち5匹は遺伝子組み換えマウスだったことが確認されたという。

研究所では、実験に使ったマウスは処置室で殺処分した後に冷凍庫に保管し、処理の専門業者が定期的に回収している。飼育室で死んだ場合も冷凍庫に保管し、同様に回収される。飼育ケースを洗浄室に運び込む場合は、あらかじめ中の紙製のチップなどにマウスが紛れ込んでいないか確認することになっている。

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(朝日新聞社提供) 


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