すき家の牛丼、税込み270円に値下げ 増税の4月から
牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは27日、牛丼並盛の税込み価格を4月1日から10円下げ、270円にすると発表した。消費増税で節約意識が高まるとみて、値下げで集客増を図る。定番の牛丼の値下げは5年ぶりで、「過去最安値」となる。
並盛は税込みで280円と表記しているが、4月からは「250円(税込み270円)」といった表示に変える。1杯あたりの利益は減るが、販売数の伸びで補えると期待。原材料費や物流費なども減らすことで、全体の利益は維持できる見通しという。
牛丼大手3社の並盛の価格は吉野家が昨春に100円下げたことで、現在は280円で横並び。吉野家と松屋フーズは、消費増税後の価格については「検討中」としている。(生田大介)